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自転車のブレーキがキーキーうるさい原因(自転車を買うときに気を付けてほしい)

 

最近だいぶ減りましたが、いまだにキーキー音のうるさいブレーキの自転車(ママチャリ)を修理することがあります。 

そういう場合、別の修理で来られるのですが、大抵「ブレーキの音なんとかなりませんか?」と聞かれます。 

ママチャリの前のブレーキやマウンテンバイクなど車輪を挟んで止めるタイプのブレーキ場合はブレーキのゴムの角度の調整やブレーキのゴムの交換をすれば解消されることが多いです。 

しかし、後ろのブレーキの場合はほぼ100%安い自転車についているブレーキの質が原因なので、ブレーキ自体を交換しないと解消できません。

 

安い自転車についているのはバンドブレーキ

安い自転車に付いている後ろのブレーキは金属の輪をバンドで外側から締めつけて摩擦で止まるバンドブレーキというものなのですが、このバンドの質が悪かったり金属の輪とのアタリに偏りがあるために音が鳴ります。

アタリだけであれば多少は調整で改善されますが、バンドの質の問題だと交換するしかありません。

 

バンドブレーキwiki

バンドブレーキ - Wikipedia

 

調整自体は簡単なので他の修理の際に一緒に頼まれれば行うのですが、交換しなければならないとなると後輪をばらすため費用がかかるので、ほとんどの人が諦めます。

※安い自転車を買っているのに修理代が高くなってしまっては本末転倒になってしまうと考えるようです。

 

一つ気を付けてほしいのですが、バンドブレーキは構造上、雨の影響を受けやすい(外から雨が入り易い)ので、雨の日に載る場合は気を付けてください。

 

良い自転車はサーボブレーキ

ある程度値段の張る自転車になると、ちょっと前までは音の鳴りづらいサーボブレーキ(車なんかで使われているブレーキと同じ方式のもので、金属の輪を内側から摩擦材を押し当てて止める方式)というものが付いていたのですが、最近はローラーブレーキという更に音が鳴らず、効きの良いものが付いています。

 

※サーボブレーキ(wiki

サーボブレーキ - Wikipedia

 

最近の自転車はローラーブレーキ

このローラーブレーキサーボブレーキに構造が似ているのですが、摩擦材を押し当てる際に摩擦材自体も動きつつ当たるので音が鳴りません。

ただし、構造が難しいので、価格も高く少し値段の張る自転車でないとついていなかったりします。

ママチャリ用のローラーブレーキはこの形

SHIMANO(シマノ) ハブブレーキ リア用 BR-IM31

SHIMANO(シマノ) ハブブレーキ リア用 BR-IM31

 

 

グリスが切れやすい

また、構造上、グリスが切れやすく、グリスがが切れてくると金属が擦れたような音が鳴るので、音が鳴ったらお近くの自転車屋さんに持って行ってグリスを入れてもらってください。

今の所、普通のママチャリのローラーブレーキシマノという大手の部品メーカー以外見たことないのですが、こちらのブレーキであればグリス自体を自分で入れることもできます。

※自分で入れる際は自己責任でお願いします。また、インターネットを検索すると詳しいサイトが沢山出てくるので参考にしてみてください。

 

ローラーブレーキ用グリス 

SHIMANO(シマノ) ローラーブレーキ用グリス 100g

SHIMANO(シマノ) ローラーブレーキ用グリス 100g

 

  

 

また、こちらのブレーキは効きが良すぎるので、慣れるまでは急ブレーキは避けた方が良いです。


自転車を買う際にブレーキなんかを見ることは無いと思いますが、参考にしてみてください。

 

過去にママチャリの選び方を書いたので、こちらも参考にどうぞ

jitenshaya-se.hatenablog.com