googleウェブマスターツールの落とし穴
記事が検索されていない
運用しているウェブサイトのgoogleウェブマスターツールの検索結果を見たところ、個別のコンテンツの検索結果が妙に少なく、表示されているページもTOPページや各カテゴリインデックスページばかりになっていました。
10年以上Webサイトを運営していて、わりと最近最近ウェブマスターツールを導入した時点でアレなのですが、昨年(2014年)の夏ごろから表示回数やクリック数が妙に減っていました。
普通にgoogleで検索すれば出てくるのでおかしいなーと思いつつ検索結果を眺めていると・・・
気が付が付きました!!!
検索結果に出てくるのはhttps://~(SSLでのアクセス)で始まるURLばかり
検索結果に出てくる記事のURLがほとんどhttps://~(SSLでのアクセス)で始まる形式になっているのです。
サイト自体は通常はhttps://~で始まるURLで公開している(ウェブマスターツールに登録してあるサイトマップなども)のですが、会員登録画面など個人情報を取得する画面についてはhttps://~(SSLでのアクセス)でアクセスできるようにするため、サイト全体がhttps://~でもhttps://~(SSLでのアクセス)でもアクセスできるようになっていたのです。
クローラーはhttps://~を優先的にクロールする
どうやらgoogleのクローラーはサイトのURLがhttp:~で始まるURLで登録していても、クロールする際にhttps://~(SSLでのアクセス)のURLがアクセス可能であれば、そちらのURLを優先的にクロールし、検索結果にもこちらのURLを出すようです。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します
なんとウェブマスターツールはhttpとhttpsを分けて表示する
そこで、ここら辺が怪しいなーと思い色々調べたところ、2014年の2月ごろから、ウェブマスターツール上ではhttpとhttpsを分けて表示する仕様になったということでした。
そんなことウェブマスターツール上に書いていないので盲点でした。
「ちゃんと書いておけよ」と無料でこんな便利なツールを提供してくれるgoogleにイラッときたのは内緒です。
https:~の方も登録したら無事出てきた早速 サイトの追加で https://~で始まる方のURLを登録したところ、ちゃんと出てきました。
※コンテンツがほぼ全てhttpsで表示されていたようで、https://~の6~7倍位の検索ボリュームがありました。
ウェブマスターツールを利用する際にはかならず https://~とhttps://~を登録しましょう。
※因みに、googleAnalyticsと連携できるのは片方の定義のみなのでどちらを紐付けるか大変悩みます。