丈夫なママチャリの見分け方
最近 ママチャリの選び方の記事が検索エンジン経由で見られているようなので、丈夫な自転車の簡単な見分け方についてお知らせします。
※googleで、「ママチャリ 選び方」で検索すると2番目に出てきたりして驚きました。
ママチャリの選び方の記事はこちらです。
実はもう一つ重要な部品
丈夫な自転車かどうかですが、フレームや各部品については先ほど紹介した記事で書きましたが、実はもう一つ重要な部品があります。
それは自転車の車輪の外枠(リム)です。
ほとんどの人が気にもしたことが無いと思いますが、実は最も丈夫さに関係する部品の一つです。
自転車の車輪は3つの部品から作られている
自転車の車輪は以下の3つの部品で作られています。
- 車輪の外枠(リム)
- 車輪の軸の部分(ハブ)
- 外枠と軸をつなぐ沢山の細い棒(スポーク)
このうち、ハブについてはほとんどの自転車がシマノ製であまり品質に差がありません。
で、違いが出るのがリムとスポークです。
スポークの差は分からない
スポークは高級で丈夫な自転車とそうでない自転車では太さが違ったり、材質が普通の鉄ではなくステンレスだったりするのですが、パッと見は分かりません。
※高級車と安い自転車を見比べて触ってみると分かります。
リムはアルミ製とステンレス製がある
ママチャリの場合、リムの形状どれも同じですが、材質が全然違います。
安く丈夫でない自転車はアルミ製のリムを採用していて、丈夫な自転車はステンレス製のリムを採用しています。
(レース用などではカーボンのものなどありますが、ママチャリではありえないので除外します)
安い自転車は単純に加工のし易さ(安さ)と軽さをとった結果、アルミ製のリムを採用することが多いようです。
※車の場合はアルミ製のホイールの方が高級ですが、自転車の場合は逆だったりします。
高級な自転車でも軽さを追求するためにアルミのリムを採用する場合がありますが、ほとんどが3万円以上するような場合です。
※某ア●ヒなんか行くと分かりますが、1万円台の自社製品はほぼ100%アルミ製です。
アルミは弱い
縁石に乗り上げたり、重い荷物を積んだり、そもそも運転者の体重を支えたり、一番負荷がかかるのがリムです。
※フレームの方が太い鉄のパイプなので絶対に強いです。
空気の抜けた自転車で縁石などをガツンと乗り上げたりする人は車輪を空回りさせると車輪が左右に少しぶれる部分があると思います。
これはリムのゆがみやスポーク一本一本の引っ張る力のバランスが崩れた証拠です。
これがアルミの場合はステンレスのものよりも余計にぶれるようになってしまいます。
多少であればスポーク一本一本の調整でぶれを和らげることができますが、このブレが大きくなってしまうと治せなくなってしまいます。
ブレが大きくなるとまっすぐ走らなくなってしまうので、車輪そのものを取り換える必要が出てきます。
※リムは前でも5000円以上するので買い替えるか悩む値段がかかります。
リムは見た目で分かる
やっと本題ですが、自転車を買いに行って丈夫な自転車かそうでない自転車かを見分けるにはリムを見てください。
見た目としては下の写真を見てもらうと分かる通り、ステンレスの方が鏡っぽい鈍く輝きます。
アルミのリム
ステンレスのリム
自転車を買おうと思ってお店に行った際には是非「車輪」を見てください。