平日WEB系SE 週末時々自転車屋

WEB系の技術ネタや大好きなお酒、週末手伝う自転車屋の話などを書きます。

webサイトの記事をgoogleの検索結果に出てくるニューストピックに表示する方法

googleの検索結果に出てくるニューストピック

googleで検索しているとこの画像のようにニュースサイトの記事が検索結果にサムネイル画像と共に表示されることがあります。

文字ばかりの検索の中にサムネイル入りで検索結果が出れば効果はものすごく高いのでは?と考え、運用しているWebサイトをニューストピックとして表示されるようにチャレンジしてみることにしました。

 

ニューストピックに表示されるのはgoogleニュースに登録されている記事

まずどのような記事が表示されるのか調べてみると、こちらに表示されるのはgoogleニュースに登録されている記事ということでした。

news.google.co.jp

 

掲載されるのは過去1か月以内に公開された記事のみ

因みにgoogleニュースの掲載されるのは過去1か月以内に公開された記事のみのようです。

support.google.com

 

ということで目標がgoogleニュースに登録するということになりました。

 

googleニュースに登録するには様々なガイドラインに適合している必要がある

googleニュースに登録する方法はこちらのURLに載っているのですが、各種ガイドラインがあり、わりと細かく規定されていて、一つ一つ確認する必要があります。

support.google.com

 

まずはニュースの一般的なガイドライン

まずは記事の内容的なことが書かれている「ニュースの一般的なガイドライン」です。

support.google.com

 

大きくこの5点が書かれています。

 

  • ニュースコンテンツであること
  • 報道の基準を守っていること
  • ニュースの専門性が高いこと
  • ニュース提供元としてのアカウンタビリティ
  • 読みやすさ

 

物凄くおおざっぱに言うと自分のWEBサイト独自の記事で、読者が読みたい、読者のためになる記事であることということのようです。

外部提供会社から買っているような記事はがいどらいんにひっかかるので、明らかに自社独自の記事のみ登録することにしました。

 

次にニュースの技術に関するガイドライン

次に記事の技術的な要件が書かれている「ニュースの技術に関するガイドライン」です。

  • 記事の URL は、他の URL と少なくとも 3 文字が異なるパーマネント リンクにする
  • Google のクローラは、HTML 形式の記事のみに対応している
  • Robots.txt やメタタグによってクローラのクロールを妨げてはならない

これはそのまま当てはまらないと登録ができないのですが、通常の外部に公開しているWEBサイトであれば問題ないと思います。

(他の URL と少なくとも 3 文字が異なるパーマネント リンクというのが細かいですが)

 

最後にニュースの品質に関するガイドライン

最後に偽装していないことなど記事の品質について書かれている「ニュースの品質に関するガイドライン」です。

 

  • 本当にニュース コンテンツであること
  • ユーザー フレンドリーであること
  • メタタグの使用が適切であること

 

これは「ニュースの一般的なガイドライン」を守っていれば抵触するような内容ではないと思いますが、一応読んでおいた方が良いと思います。

 

Google ニュース パブリッシャー センター

一通りのガイドラインが守られていることが確認できたらこのサイト上で自分のサイトを登録します。

Googleニュースパブリッシャーセンター

 

登録は4段階の手順をふみます。

  1. ニュースサイトのオーナー確認を行う
  2. ニュースサイトの詳細を確認、更新する
  3. サイトのニュース セクションの URL とラベルを確認、更新する
  4. 完了 サイトの変更がある場合にまた同じ手順を繰り返す

1.についてはウェブマスターツールでの登録が必須となるのですが、googleニュースに登録しようというサイトであれば大抵登録済みだと思いますので、問題ないと思います。

まずはgoogleにサイトのURLと所在地記事の言語などをGoogle ニュースの登録リクエストから登録します。

完了すると2~3週間かかるようなことが書かれるのですが、私が登録した際には1週間もかからずに承認されました。

次に2.ですがそれほど難しい内容でもないので迷うようなことはないと思いますが、ラベルの所は規定が厳しく画面に表示されるので、自分のサイトに合せた内容を正しく選ぶ必要があります。

私が登録したWEBサイトは無料の会員登録が必要なので(無料登録)と表示されるように無料登録を選択しました。

名前の部分は検索結果に出てくるので、あまり長くならず分かり易いサイト名を登録したほうが良いと思います。

3.セクションについては記事の分類を表すもののようですが、正直どのように使われるかわかっていません

とりあえず対象の記事が集められているページのURLを登録してあります。

 

googleに認識されているか確認したところ・・・認識されていない

で、ここまでで完了と思い、googleニュース上で認識されるか確認してみました。

googleニュースのページ上で site:「サイトのURL 」(このサイトであれば site:jitenshaya-se.hatenablog.com)と入力して検索すればニュースとして読み込まれた記事が出てくるはずなのですが、1週間位経っても出てきません。

 

ニュースサイトマップ

なんか登録方法が悪かったのかと色々と登録内容を変えて1週間頑張ったのですが一向に記事が出てこないので、泣きそうになりながら再度調べなおすことにしました。

で、色々と調べたところ、googleニュースにニュースを知らせる方法として、ニュース サイトマップというものを発見しました。

support.google.com

 

ニュースサイトマップの作成

最初にこちらの説明を読んだときには必須ではないようだったので特に気にしなかったのですが、やった方が良い≒やらなければいけない?!と思い、念のためGoogle ニュース用のニュースサイトマップを作成してみました。

ニュースサイトマップは専用のタグで作られたxmlなのですが、既に新しい記事をgoogleに通知するためのRSSxmlの一種)があり、その仕組みを流用して作ったのでそれほど時間はかかりませんでした。

 

ウェブマスターツールでのニュースサイトマップの登録

で、ウェブマスターツールからサイトマップとして登録してみると、ウェブマスターツール上で今まで登録した記事はアイテム欄ウェブと表示されたのですが、新しく登録したサイトマップの所にはニュースとして表示されてきました。

これは!と思い翌日 Google ニュース パブリッシャー センター上で確認したところめでたく、googleが認識している記事が表示が表示されました。

併せてgoogleニュースのページ上で検索したところこちらにも出てきました。

 

無事目的達成です!!!

それにしてもウェブマスターツールサイトマップとしてニュースサイトマップを登録するのが必須ならそう書いてほしい・・・。

 

最終的な手順をまとめておきます。

 

googleニュースへの登録方法(まとめ版)

  1. ニュースサイトマップを開発する
  2. ウェブマスターツールを利用できるようにする
  3. ウェブマスターツール上でサイトマップとして「ニュース サイトマップ」を登録する
  4. ニュースサイトのオーナー確認を行う
  5. ニュースサイトの詳細を確認、更新する
  6. サイトのニュース セクションの URL とラベルを確認、更新する
  7. 完了。サイトの変更がある場合にまた同じ手順を繰り返す
  8. googleニュースのページ上で site:「サイトのURL 」と入力し、記事が登録されているか確認する